
「やりたいこと」と「やらなければならないこと」。
この二つのあいだで揺れ動いたことがある人は、多いのではないでしょうか。
どちらか一方を選ばなければいけないように感じるけれど、
実はそのあいだにこそ、成長や発見のチャンスが眠っているのかもしれません。
atteyaaのウッチーです。「やりたいことがわからない」と悩む学生に、これまでたくさん出会ってきました。
でも話を聞いていると、みんな“やらなければならないこと”には真剣に取り組んでいる。
レポートやバイト、サークル、ゼミ活動、就活…。
日々のタスクに追われながらも、ちゃんと責任を持って向き合っている。
だからこそ、私はいつも思うのです。
「やらなければならないこと」の中にも、“ワクワク”はちゃんと隠れている。
たとえば、大学のグループ課題。
最初は「面倒くさい」「メンバー運が悪い」と感じるかもしれません。
でも、誰かの意見を聞きながら自分の考えを言葉にしていくうちに、
思いがけず自分の得意なことに気づいたり、
チームで何かを作る面白さに出会ったりすることがあります。
やらなければならないからやっていたことが、
いつの間にか「やってみたい」に変わっていく。
この小さな変化こそが、キャリアの原点なのです。
社会に出てからも、この感覚はとても大切になります。
仕事には、自分の意思とは関係なく与えられる“ミッション”が必ずあります。
それをただ「やらされている」と感じてしまうと、
日々は義務で終わってしまいます。
けれど、そこに「なぜこの仕事を自分がやるのか?」という問いを重ねてみると、
意味が少しずつ変わりはじめます。
たとえば、資料をつくる仕事。
単なる作業に見えても、
「どうすれば相手に伝わりやすいだろう?」
「どんな表現ならチームが前向きになれるだろう?」
と考えてみると、それは“創る仕事”に変わっていく。
同じことをしていても、
“義務”として取り組むか、“挑戦”として向き合うかで、
世界の見え方は全く違ってきます。
“ワクワク”とは、最初からそこにあるものではなく、
見つけにいくもの。
そして、見つけるための鍵は「問い」と「視点の変化」です。
たとえば、
「これをやらなきゃ…」と思ったときに、
少しだけ立ち止まってこう問いかけてみてください。
「この中で、自分が面白いと思える瞬間はどこだろう?」
「この経験から、自分は何を学べそうだろう?」
すると、“面倒”と思っていたことの中にも、
思いがけない好奇心の種が見えてくることがあります。
私自身も、社会人になってすぐは
「もっとやりたいことをやりたい」と感じることが多くありました。
でも今振り返ると、
当時の「やらなければならないこと」の中に、
いくつもの“ワクワクの原石”があったと気づきます。
たとえば、上司のサポートで作っていた資料の中に
“伝える”ことの面白さを見つけたり。
地味なルーチンワークの中で、
「どうすれば効率的にできるだろう」と試行錯誤する楽しさを知ったり。
その積み重ねが、今の自分の仕事の軸になっています。
「やらなければならないこと」を避けるのではなく、
その中に自分なりの意味や楽しさを見つけていく。
それができる人は、どんな環境でも成長し続けられます。
逆に、“やりたいこと”ばかりを追い求めていると、
思い通りにならない現実にぶつかったとき、
前に進む力を失ってしまうことがあります。
人生もキャリアも、思い通りにいかないからこそ面白い。
大切なのは、与えられた環境の中で“自分の視点で意味を見つける力”なのです。
そして、その力は一人では磨きにくいものでもあります。
だからこそ、atteyaaでは「社会との対話」を大切にしています。
本音で語り合う中で、自分の中の“当たり前”が揺さぶられ、
“やらなければならないこと”の中に新しい見方が生まれていく。
それが、キャリアを自分の言葉で語れるようになる第一歩です。
さいごに
“やりたいこと”を探すのも良いことです。
一方で、“今やっていること”の中にワクワクを探してみよう。
それは小さな気づきから始まるかもしれません。
でもその積み重ねが、自分の未来をつくっていく確かな力になります。
今日の「やらなければならないこと」が、明日の「やってみたい」に変わる瞬間を、大切にしていきましょう。
ワクワクと日々の仕事や会社、そして社会と向き合う社会人と出会ってみたい。
そんな人はぜひ、atteyaaを覗いてみてください。
