Atteyaa Logo

若さとは何か

2026.11.05

キャリアデザイン
働き方・生き方
冒険
問答
学生生活

こんにちは、atteyaaのマツイです。

若さとは、何だろう。

長い間、若いということは、年齢が低いことだと思っていた。
経験が少なく、知識が乏しく、社会の仕組みをよく知らない。
つまり、未熟であること。それが若さなのだと。

だが、どうも違う気がする。

人は歳を重ねるにつれて、
扱う情報が変わっていく。

子供の頃、新聞を広げる父親は大人に見えた。
経済や政治について話す地域のおじさんたちもそうだった。

彼らは自分の知らない世界を知っていた。
難しい言葉を使い、一人では解けない問題について考えていた。

大人になるとは、そういうことなのだと思っていた。

今ではスマートフォンひとつで、世界中の情報にアクセスできる。
経済、政治、戦争、金融、テクノロジー。
年齢を重ね、社会的な責任を負うことで、さらに多くの情報が与えられる。

大人は、子供よりも多くの情報を持っているのだ。

では、その情報をすべて奪ったらどうなるのだろう。

人の少ない離島に行き、スマートフォンの電源を落とす。
テレビも新聞も本もない。
仕事の連絡も、ニュースも、誰かの意見も届かない。

そこには、ただ自然と自分だけが残る。

そんな時間を過ごしてみた。

私はひたすら歩いた。
歩きながら考えた。道端に落ちていた木の枝を拾った。
地べたに座り、蟻が何をしているのか、しばらく眺めていた。

誰かの歌を歌った。
やがて飽きて、自分で歌を作り、それを歌った。

特に意味はなかった。

誰かに評価されるわけでもない。
何かの役に立つわけでもない。
生産性なんてものは、そこにはない。

ふと気づく。

これは、子供だ。
子供がやっていることと同じだ。

子供は、道端の石ころひとつで遊ぶ。
蟻の行列を何十分も眺め、
意味のわからない歌を作り、それを何度も繰り返す。

誰にも教わっていないのに、
自分で考え、遊びを発明する。

大人になった私は、
外から与えられる情報を失った途端、同じことを始めた。

だとすれば、大人と子供を分けているものは何なのだろう。
知識だろうか、経験だろうか、責任だろうか。

それらは社会を生きるために必要なものかもしれないが、
人間の本質ではないのかもしれない。

私たちは成長するにつれて、何かを知ることに夢中になる。
正しい答えを探し、効率的な方法を学び、
誰かが作った価値基準で自分を測る。

その一方で、自分で問いを作ること、
自分で遊びを発明することを、少しずつ忘れていく。

それを大人になることだと呼ぶのなら、ずいぶん奇妙な話だ。

若さとは、年齢のことではないのだと思う。
誰かが用意した世界を消費するのではなく、
自分で世界を発見しようとすること。

それが若さなのではないか。

社会に出れば、膨大な情報が押し寄せてくる。
知らなければならないこと、
覚えなければならないこと、
従わなければならないこと。

だからこそ、その前に知っておいてほしい。

情報がなくても、人は考えられる。
何も与えられなくても、人は遊べる。
そして、何者でもなくても、人は世界を発見できる。

子供とは、未熟な大人ではない。
私たち大人が忘れてしまった、人間の原型なのかもしれない。

読んでくれてありがとうございます。

旅って何だろう?
キャリアって何だろう?
人生って何だろう?
そんな疑問を感じたらぜひatteyaaを覗いてみてください。

https://atteyaa.com

atteyaa ロゴ

あなたの好奇心が動き出す瞬間。
atteyaaで“社会との出会い”を体験しよう!

event
若さとは何か | Blog | atteyaa