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「話しやすい人」と「信頼できる人」は、なぜ違うのか

2026.03.23

キャリアデザイン
リーダーシップ
働き方・生き方
好かれる社員

こんにちは、atteyaaのマツイです。

最近、若手社員と向き合うなかで
スター社員ってどんなだろう?
そんなことを考える機会を得ました。

今日はそんな問いから生まれた物語です。

社会人3年目の春、先輩にこう言われた。
「お前、お客さんからめちゃくちゃ好かれてるよな」
素直にうれしかった。
でも次の言葉で、少し固まった。
「ちょっと好かれすぎてるかもな」

その差は、どこで生まれるのか

入社して数年経つと、お客さんとの距離が縮まってくる。
「○○さんに頼みたい」と名指しされることも増える。
悪い話じゃない。むしろ、頑張ってきた証拠だ。
でもそのころ、こんなことが起きてくる。
商談の帰り道、お客さんが少し声をひそめて言う。
「正直さ、最近の御社の対応ってどうなの?」
「わかります、私もそう思うことあって…」
口からスルッと出てしまう。
その瞬間、お客さんの顔がほころぶ。「そうだよね!」
これ、気持ちいい。
でも後で、なんとなく居心地が悪い。

「共感」が武器になるのは、ここまで

お客さんの話を聞いて、気持ちに寄り添う。
それは間違いなく大事な力だ。
ただ、ここで一回立ち止まってほしい。
あなたは今、誰としてその場にいるのか。
友人として話を聞いているのか。
それとも、会社の一員として仕事をしているのか。
この区別が曖昧になったとき、
「好かれる人」と「信頼される人」の道が分かれていく。

「好かれる」だけだと、いつか詰む

お客さんの愚痴に共感し続けると、何が起きるか。
まず、社内で浮く。
「あいつ、お客さんの肩ばっかり持つよな」と思われ始める。
次に、お客さんからの期待値が上がりすぎる。
「○○さんならわかってくれる」が「○○さんなら何とかしてくれる」になる。
そして最後に、自分一人では動けない案件で、身動きが取れなくなる。
個人としての人気は高い。でも、組織としての信頼は薄い。
これが「好かれすぎた人」の、意外な末路だ。

では、「信頼される人」は何をしているのか

答えはシンプルで、少しだけ難しい。
お客さんの「不満の背景」を整理して、社内に持ち帰る。
「最近対応が遅いと感じているようで、特に見積もり回答のタイミングが気になっているようです。一度プロセスを見直せないでしょうか」
これだけだ。
お客さんに共感しながら、組織の一員として動く。
どちらかの側に立つのではなく、間に立つ。
この役割を担えたとき、あなたへの評価は変わる。
「話しやすい人」から、「任せられる人」へ。

最後に、一つだけ

「好かれる力」は、本当に大切だ。
それがある人は強い。入口として、これ以上ない武器になる。
ただ、それだけで終わるのは、もったいない。
今、誰かに「頼りにされている」と感じているなら、
一度だけ自分に聞いてみてほしい。
その信頼は、自分個人へのものか。それとも組織への信頼につながっているか。
この問いと向き合い始めたとき、
仕事の景色が、少しだけ変わる。

読んでくれてありがとうございます。

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