
みなさんこんにちは。
はるです。
仕事をしていると、不安になる場面がたくさんあります。
- 「このまま進めて、本当にうまくいくのだろうか」
- 「自分の判断は間違っていないだろうか」
- 「失敗して評価が下がったらどうしよう」
- 「まだ何か見落としているのではないか」
責任のある仕事を任されたときや、初めてのことに挑戦するときほど、不安は大きくなります。
不安を感じること自体は、決して悪いことではありません。それだけ真剣に仕事と向き合っている証拠でもあります。
ただし、仕事を進めるうえでは、漠然とした不安に基づいて判断しないことが大切です。
不安と危機感は、似ているようで少し違います。
不安とは、「何か悪いことが起こるかもしれない」という漠然とした感情です。まだ起きていないことや、起きるかどうか分からないこと、自分ではコントロールできないことまで含まれています。
一方、危機感には具体的な対象があります。
- 「このままでは期限に間に合わない」
- 「この情報が不足したままでは、判断を間違える可能性がある」
- 「今の体制では、担当者に負荷が集中してしまう」
このように、何が問題なのか、どのような事態が起こり得るのかが、ある程度明らかになっている状態です。
不安に基づいて仕事をすると、必要以上に確認を重ねたり、失敗を恐れて判断を先延ばしにしたりします。まだ起きていない問題を考え続け、動けなくなることもあります。
「念のため、もう少し考えよう」
「自信が持てるまで、決めるのはやめておこう」
そうしているうちに時間がなくなり、本当に対処すべき問題が大きくなってしまいます。
一方で、危機感に基づいて仕事をすると、具体的な行動を考えられます。
- 期限に間に合わない可能性があるなら、作業を分解して進捗を確認する。
- 情報が不足しているなら、誰に何を確認するかを決める。
- 担当者に負荷が集中しているなら、役割分担を見直す。
危機感は、人を怖がらせるためのものではありません。現実を正しく捉え、今やるべきことを明らかにするためのものです。
では、漠然とした不安を感じたとき、どうすればよいのでしょうか。
一つの方法として、不安に思っていることを一旦すべて書き出してみてはどうでしょうか。
頭の中にある不安は、いくつもの問題が混ざり合って、実際よりも大きく見えます。しかし、言葉にして外へ出すと、その中身を一つずつ確認できるようになります。
書き出した不安に対して、次のように問いかけてみます。
「具体的に、何が起こると思っているのか」
「それが起こる根拠はあるのか」
「起こる可能性は、どれくらいあるのか」
「自分でコントロールできることは何か」
「今できる、最も小さな行動は何か」
例えば、「このプロジェクトがうまくいくか不安だ」と感じていたとします。
そのままでは、何をすればよいのか分かりません。
しかし、詳しく書き出してみると、「顧客とイメージを十分に共有できていない」「担当者ごとの役割が曖昧になっている」「期限までの作業量を把握できていない」といった、具体的な問題が見えてくるかもしれません。
ここまで分かれば、イメージを確認する場を設ける、役割分担を整理する、残りの作業を一覧にするといった行動に変えられます。
漠然とした不安が、具体的な危機感に変わった瞬間です。
反対に、書き出してみても根拠が見つからず、自分ではコントロールできないこともあります。
「失敗したら、周りからどう思われるだろう」
「この選択が、数年後に正解だったと言えるだろうか」
こうした問いには、今すぐ確かな結論を出せません。考えることに意味がないわけではありませんが、答えの出ない問いを考え続けても、前へ進みません。
自分にできるのは、失敗の可能性を減らすために準備することや、間違いに気づいたときに修正できる状態をつくることです。
不安を完全になくしてから動こうとすると、いつまでも動き出せません。
必要なのは、不安がない状態ではなく、不安の正体が分かっている状態です。
何が起こる可能性があるのか。
その根拠は何なのか。
自分にできることは何なのか。
それが分かれば、不安は「考え続けるもの」から「行動するための材料」に変わります。
不安を感じたら、頭の中だけで答えを出そうとせず、まずは書き出してみる。
そして、自分で変えられることには行動を起こし、自分では変えられないことには必要以上にとらわれないようにする。
そんなやり方をしてみると、不安でなかなか進んでいないものごとを一歩前へ進めることができるかもしれません。
ご一読ありがとうございます。
それでは。




