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昭和の価値観を逆輸入

2026.09.24

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こんにちは、atteyaaのマツイです。

先日、ちょっと不思議な「逆輸入」を経験しました。

ある20代後半の若い経営者とご挨拶する機会があったんです。
私とは約20歳の歳の差。
見てきたテレビ番組も、
流行った音楽も、
青春時代に使っていた言葉すらもまったく違う世代です。

にもかかわらず、なぜか瞬時に意気投合しました。
ムムム、これはこれで問題かも。

端的に言えば彼のコミュニケーション能力が高かった、
ということだと思われる。
人との距離の詰め方が絶妙にうまい。

ただ、それだけではない何かを感じたんです。

意気投合したので、そのまま飲みに行くことになり、
杯を重ねるごとに、その「何か」の正体が少しずつ見えてきたんです。

見た目や佇まい、振る舞いも完全に令和の若者なんですが
彼の言葉の節々から滲み出てくる価値観が、妙に昭和なんです。

もちろん、
「24時間働けますか?」
みたいな今では問題視されてしまうような悪癖の話ではありません。

そうではなくて、人への敬意の払い方だったり、
感謝の伝え方だったり、人と商売をするときの姿勢だったり。
そこに、なんとなく「古き良き日本」を感じるのです。

そして極めつけが、こんな話でした。
「結局、人のために本当に汗をかけるかどうかだと思うんです」
彼はそれを「おせっかい」という言葉で表現していました。

効率とか、生産性とか、タイパとか。
そんな言葉が当たり前のこの時代に、
20代の若者から「おせっかいって大事ですよね」と問われる。

なんというか、妙に嬉しくなりました。

「ああ、俺たち同じ日本人やな」

そんな気分になったのです。

その後、一緒にスナックへ行きました。
するとここでも彼が本領発揮?
歌う曲が、見事なくらい昭和歌謡ばかり。

なんで知ってんねん!
どこで覚えてん!

こっちはもう混乱です。

普通なら年長者が若者に、
「昔は良かったんやで」
と語る場面なのでしょう。

ところが真逆。

彼と話していると、
「あの頃の日本には、何か大事なものがあったんじゃないですか?」
と、若い世代から問いかけられているような感覚になるんです。

まさに逆輸入。

もちろん、昔がすべて良かったなんてことはない。
なので、昔に戻ろうという話ではない。

ただ、変化の激しい今という時代は、
「新しいものが次々と生まれる時代」であると同時に、
「残すべきものまで一緒に消えていく時代」でもあると思うのです。

効率化したら、消えてしまう。
合理化したら、なくなってしまう。

人におせっかいを焼くことも、
もしかするとその一つかもしれない。

若い人には、ぜひ年長者に聞いてみてほしい。

「昔ってどうだったんですか?」
ではなく、
「今の時代にも残した方がいいものって、何ですか?」
と。

これは年長者に媚びるという話ではなく
自分たちが生きる未来に何を持っていくのかを、
自分の頭で選ぶということです。

新しいものを知っている若者は強いかもしれない。

でも、新しいものも知りつつ、
古いものの中から価値あるものを拾える若者は、もっと強い。

そんな視点がこれからの時代、
かなり面白い存在になるんじゃないかと思っています。

読んでくれてありがとうございます。

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